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STEP 8.引き渡し・入居について

一戸建てでの暮らしについて

一戸建てで快適に暮らしていくには、建物のメンテナンスの他、地域でのコミュニケーションなど、知っておきたいポイントがいくつかあります

住まいの維持管理は自分自身でしっかりと

一戸建てとマンションの大きな違いに、建物の維持管理があります。マンションでは、共用部分の清掃や電灯の交換、植栽の剪定などは、管理業務の中で委託先の管理会社が行ってくれますし、その発注は管理組合が行います。建物の大規模な修繕についても、あらかじめ立てられた長期修繕計画に基づいて、計画的に実施されます。しかし、一戸建ての場合には、持ち主である各個人が、点検や修繕の計画をきちんと立てて自分の力で我が家を守っていく必要があります。

住まいのメンテナンスにはそれなりの費用がかかります。多額のお金をかけてせっかく購入した住まいですから、安全かつ快適に長く暮らせるよう、先を見越した計画をしっかり立て、そのための費用も準備していきましょう。

【5年ごとにメンテナンスしたい部分】
・雨水がかかる場所の木部・鉄部の塗装
・床下の防蟻処理
・畳の裏返し(傷み具合によっては表替え)

【10~15年ごとにメンテナンスしたい部分】
・屋根の防水工事
・外壁の塗装
・内壁、天井のクロス貼り替え

【15年後をめどにメンテナンスしたい部分】
・キッチン、洗面所、浴室などの設備交換

これらはあくまでも目安です。例えば、フローリングに小まめにワックスがけをしていれば長く使えますが、そうでなければ10年~15年で貼り替えが必要になるかもしれません。水回りも、日頃きちんと清掃していれば、システムキッチンや洗面台などを丸ごと交換する必要は随分先に延びて、目地のコーキング程度で済むかもしれません。
このように、修繕計画とともに日常の手入れがとても重要になります。住まいが長持ちするかどうかは自分次第ですので、最初からきちんと考えておきましょう。

自治会ってなに?

地域ごとに存在する「自治会」。マンションでは、管理組合が加入して、理事が自治会担当窓口になる場合が多いですが、一戸建ての場合には、住戸単位で加入することになります。

自治会は近隣に住む人たちが助け合って、暮らしやすい地域を作るために活動するもので、加入は任意です。一人暮らし世帯が多い地域などは、自治会の活動が難しいこともあるようですが、全体的にはさまざまな役割を持つ重要な存在であることに変わりはありません。ゴミ出しについては多くの場合、行政に代わって自治会が維持管理を行っています。実際の活動として、ゴミ集積所の掃除などは、自治会員が当番制で行っていますから、やはり加入して地域の住民としての責任を担っていきたいところですね。

その他にも、地域の清掃や行政からの広報・お知らせの配布・回覧、慶弔時の支援、防犯・防災活動や災害時の支援など、自治会が担っている役割はたくさんあります。お祭りが盛んな地域では、積極的に参加をすることで、コミュニケーション作りが図れます。

防犯にはマンション以上の気配りも

一戸建てでは、地域や世帯それぞれの事情に合わせたセキュリティーへの気配りがあると、より安心して暮らしていくことができます。
マンションでは、一般にオートロックや24時間セキュリティー、管理人の駐在などにより、高い安全性が保たれています。 これに対して、そういった設備やサービスが実装されていない分、一戸建ての場合には、より高い防犯意識が必要です。窓やドアなど、侵入窃盗犯の主な侵入経路にセキュリティー対策を施すことや、プライバシーを考慮しつつも、ある程度出入り口が外から見えるようにする、などの対策も有効です。

さらにご近所と普段から挨拶するような親密な関係を作ることもおすすめです。人の目による防犯効果が高まるほか、お互いを気遣いながら協力して暮らすことで、より良い住環境を作ることができます。
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