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STEP 5.住みたい物件を探す

住まいの将来性を考えよう

住まいを購入して長く暮らすうちには、ライフスタイルや家族構成、健康状態、住まいの状態などにさまざまな変化が起きるものです。住まいを選ぶときには、そういった将来のことも考えておきましょう。

住まいの永住性を考える

歳月とともに、住まいは老朽化しますし、家族の人数や健康状態なども変化していきます。そのようなことを踏まえて、将来的にどう住まうかを考えることも大切です。主な選択肢としては、「そのまま永住する」「変化に合わせてリフォームする」「売却して住み替える」という三つがあります。

最近では、特に設計や部材が進歩してきたため、「永住性」をうたう物件が増えています。認定長期優良住宅など、200年以上保つよう建てられる住まいも見られるようになってきました。

確かに、住み慣れた我が家で暮らし続けられれば、近隣とのつながりもできていますから、高齢化してからも生活しやすく安心、というメリットがあります。

ただ、その場合にも、住まいのメンテナンスに加え、変化したニーズに合わせるためのリフォームが必要になる場合があります。住まいを購入する時には、躯体の頑丈さなどの永住性に加え、必要に応じてリフォームできる可変性を確認しておくと、将来の変化に対して、柔軟に対応することが可能です。

住まいの可変性を考える

購入当初は快適だった住まいも、状況が変わればニーズに合致しなくなってきます。子供たちが巣立てば、少ない部屋数で十分になりますし、高齢化とともに二階への上り下りが難しくなることもあります。健康状態によっては、バリアフリー化が必要になることもあるでしょう。

そんな時に住まいをリフォームできれば、再び快適かつ安全に暮らすせるようになります。一戸建て住宅であれば、比較的自由度は高いのですが、マンションの場合には、構造によってリフォームの自由度がある程度制限されます。

例えば部屋の床面が、スラブの上に床材を貼るのではなく、空間を設けた上に床材を敷いてある「二重床」の物件では、配線や配管などをその空間に通しているため、水回りを移動させるなどの大がかりなリフォームが可能です。

また、コンクリートの床と天井、壁の内側の空間(いわゆる専有部分)を一つの箱ととらえ、すべてリフォームできるスケルトン・インフィルという工法を採用している物件もあり、マンションでもリフォームの自由度が高くなっています。

住まいの資産価値を考える

住まいの将来性を考える上で、もう一つ大切なのが「資産価値」です。その場所に永住するのであれば、それほど気にする必要はありませんが、「老後は子供のそばに住みたい」「子供が独立したら夫婦で便利な都心のマンションで暮らしたい」など、住み替えを計画している場合には、特に重要です。

資産価値がしっかり残っていないと、売却しても思うような資金が作れず、計画通りに住み替えることが難しくなってしまうためです。資産価値を決める要素は数多くありますが、大きなものとしては、「立地」と「ブランド力」、「メンテナンス」に注目しておきましょう。

都心部に近いエリアや駅近にある物件は人気が高いため、比較的価値が下がりにくいと言われます。また、大手デベロッパーや大手ハウスメーカーが建てた物件は、ブランド力があるため、価値が長く評価される傾向が見られます。

しっかりとしたメンテナンスにより、建物の資産価値が保たれていることも重要です。特にマンションの場合は、長期修繕計画による補修がメンテナンスの柱となりますから、購入前にしっかり確認しておくとよいでしょう。
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