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Column #22

首都圏のタワーマンションの管理組合の実態をチェックしよう

購入検討者向け
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調査

タワーマンションは大規模物件のため管理組合の役割もとても大きいといわれています。今回は、タワーマンションの購入を検討している方向けに、管理組合の基礎知識や首都圏のタワーマンションにおける「管理組合の実態」のアンケート調査結果をご紹介します。実際にタワーマンションに住んでからの管理組合との関わりについて、購入前にイメージしておくようにしましょう。

管理組合とは?

タワーマンションに限らず、分譲マンション等、ひとつの建物のなかを区切って所有する物件を購入すると関わることとなるのが「管理組合」です。管理組合は、「建物の区分所有等に関する法律」通称「区分所有法」という法律に基づいて設立されており、区分所有者には管理組合への加入義務があります。理事長・監事・理事・組合員などで組織され、毎年または、数年毎に理事を選出することが多く見られます。

管理組合は共有する建物部分に関するルールなど、マンション全体に関わることを決定する組織です。たとえば、外壁やエレベーターに問題が起こった場合には、管理組合が「どう対処するか」を決め、各戸から徴収している管理費から捻出したり、大規模修繕の場合には、必要な費用を徴収したりといったことを行います。その他にも、日常的な共有部分の清掃や消耗品の交換・点検から防災訓練や広報活動なども組合が行うこともあります。

さまざまな生活スタイルを営む区分所有者が、日々の清掃などを持ち回りなどで行うのは現実的ではなく、管理会社に作業を依頼するケースが大半です。しかし、事務作業などは管理会社に委託できますが、総会の開催や規約の変更時などは、理事だけでなく組合員も参加しなければならないこともあります。管理会社が入っているから何もしなくてよいわけではないので注意しておきましょう。

タワーマンションの管理組合事情

現在、首都圏のタワーマンションにお住まいの方190名に、管理組合の理事を経験したことがあるかを調査したところ、29.5%の方が「経験あり」と回答されました。選出方法は、持ち回りが55.3%ともっとも多く、次いで立候補33.2%、推薦5.3%となっていることから、「経験あり」の方は、役割が順番で回ってきたか立候補によって、管理組合の理事になっているようです。

理事になると管理組合の集会や活動の中心として参加する必要がありますが、活動頻度は月に1回が55.3%ともっとも多く、2〜3ヶ月に1回(7.9%)・週1回(4.7%)と変動が大きいようです。基本的には、理事になった場合、組合活動に月に一度は参加することになると考えておくのがよさそうです。

管理組合の活動について

管理組合の活動内容もアンケートで調査したところ、「会合・理事会」といった集まりのほか、「イベントの開催」「修繕に関すること」などの活動が目立ちました。「修繕に関すること」では「修繕計画の策定承認」「修繕費用の削減余地の検討と決定」「大規模修繕の段取りを決める」などの具体的な活動内容が記されており、「修繕」が管理組合活動のキーワードとなっていることが伺えます。

また、近年話題にもなった「民泊」について「民泊の禁止を定めた」など、時代に合わせてルールを定めているようです。

まとめ

大規模物件であるタワーマンションには、多くの方が住んでいます。そのため、共有部分についての決まりを作ったり、修繕について計画などを進めたり、「管理組合」の役割はとても大きいといえます。管理組合というと、「メンドウ」というイメージをもたれている方も多くいらっしゃいますが、同じタワーマンションに住む一員として主体的に取り組む姿勢が必要とされます。購入前に管理組合の活動についてもイメージしておき、なるべく積極的に参加できるようにしておくことも大切だといえるでしょう。

(今回実施したアンケート調査について)

アンケート実施日:2016年11月
アンケート対象者:首都圏(東京・埼玉・千葉・神奈川)
有効回答数:190名

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