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STEP 4.不動産会社を知る

新築マンションを買う場合

不動産会社にはそれぞれ、得意な分野や扱う物件の傾向といった特徴があります。新築マンションを買う場合には、どのような不動産会社がどのように関わっているのでしょうか。

企画・開発をするデベロッパー

新築マンションを販売するには、企画して、土地を仕入れ、開発、資材を調達して建設して販売するという段階が必要です。それぞれを専業とする会社がある一方、一社が企画開発から販売までを一貫して手がけるケースもあります。

ここではわかりやすいように、各段階に分けて解説していきます。まず企画から土地の仕入れ、開発を行い、事業主体となる会社は「デベロッパー(developer)」と呼ばれます。新築マンションの購入を考えている人なら何度もこの言葉を聞いたことがあるでしょう。

日本語で言うと開発会社ですが、規模の大きな会社では、マンションを企画・開発するだけでなく、都市の再開発やリゾート地の開発なども行います。大手のデベロッパーが提供するマンションにはブランド力があるので、価値が下がりにくいと言われます。

施工を担当するゼネコン

新築マンションでは、デベロッパーが企画を立て、用地を確保した上で、建設会社に設計や施工を依頼するのが一般的です。企画に基づいて、土木から建設まで工事一式を総合的に請け負う会社を「ゼネコン(general contoractor)」といいます。

物件によっては、大手ゼネコンがデベロッパーとしての役割も果たしているものも見られます。もしくは、反対にデベロッパーが自社内に建設部門を持っていて、やはり一貫して事業を行う場合もあります。

この他、大規模な開発案件では、「JV(joint venture)」という形態もよく見られます。これは複数の建設会社が合同で工事を行うもので、「共同企業体」のことです。

販売を手がける販売代理会社

マンションの販売については、デベロッパーが販売会社を兼ねるケース、グループ企業の販売代理会社が行うケース、または第三者の販売代理会社に委託するケースなどがあります。販売会社は、マンションを売るための広告宣伝から契約までを手がけます。

購入する人が接触するのは、ほとんどこの販売代理会社の社員になります。物件情報の他、地域の事情などにも詳しいので、購入に際しては頼りになる存在です。特に、デベロッパーが販売会社を兼ねているケースでは、自社で開発した物件だけに、構造や仕様などについても詳しい情報を持っています。

また新築マンションでは少なめですが、仲介会社が販売を手がけていることもあります。この場合には、通常は仲介手数料が必要になります。ただ、仲介会社への報酬は、デベロッパー側が支払い買主には請求しない、という場合もあります。
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