住みタイム 千葉県千葉市美浜区

イベントや買い物を楽しんだあとは、お隣の「県立幕張海浜公園」でひと休み。季節の植物で囲まれたこの公園は、幕張新都心にいることを忘れてしまうくらい、豊かな緑を満喫できます。木漏れ日が差し込むプロムナードを散歩する人、約3ヘクタールもの「大芝生広場」でピクニックをする家族連れ、大型遊具のある「わんぱく広場」を駆け回る子どもたちと、過ごし方は人それぞれ。のどかな光景を横目に「わんぱく広場」を抜け、大通りを横切る「ひびの橋」を渡っていくと、これまでの景色とガラリと雰囲気が変わります。山や川、海、林などを表現した池泉回遊式の日本庭園「見浜園」です。おだやかな池の畔りには、数寄屋造りの本格的な茶室「松籟亭」もあり、お茶会や俳句会などで利用されています。また、椅子と机のある立礼席では抹茶と季節の和菓子のセットをいただくこともできます。近代的な街の真ん中で、日本の伝統的な風景を眺めながら抹茶を味わう。なんだか不思議な感覚ですが、心はすーっとおだやかになっていきます。

心も体も休めたところで、心地良い海からの潮風に誘われるように、見浜園を出て海沿いの道を散歩することに。海を眺めながら歩くこと約40分、赤や、白、虹色など鮮やかなヨットが見えてきます。古くから千葉県千葉市美浜区民に愛される「稲毛ヨットハーバー」です。広大な敷地を誇る「稲毛海浜公園」のなかに位置し、指定されたライセンスを取得すれば、レンタルヨットでの帆走もできるレジャースポットです。船をモチーフにしたデザインのクラブハウスでは、ヨットに関する講習が行われているほか、海が見渡せるイタリアンレストランでの食事を楽しむことができます。たくさんのヨットがのんびり海上を漂う様子は、時間を忘れていつまでも眺めていたくなります。

千葉県千葉市美浜区のレジャーを堪能したら、稲毛海岸駅から徒歩10分ほどの場所にあるスイーツショップ「MIZUNOYA（ミズノヤ）」で、“口福感”たっぷりのケーキを手に入れましょう。国内外で数々の賞に輝いた経歴を持つ千葉県出身のシェフ・水野谷祐一さんが営むこちらは、地元ならではの素材を取り入れたスイーツが人気です。なかでもすぐに売り切れてしまうのが、ケーキの切れ端を並べて生クリームやベリーをトッピングした「はしっこ弁当」。いろいろな種類のケーキの端っこが詰め込まれているので、1つで何度でもおいしい名物スイーツです。家族や友達と何が入っているのかシェアして食べても楽しめそうです。

浜辺のレジャーや民間航空の歴史、そしてスイーツも満喫しながら、のんびりとした午後のひとときを過ごせました。