マンガでわかる!
安心して買える
中古住宅の
見つけ方
中古住宅を選ぶときは、「建物の欠陥はないのか」「安心して住めるのか」という不安がつきものです。でも、最近は国の方針もあって中古住宅の安全性がわかりやすくなっており、住まい選びの幅が広がっています。この記事では、そうした情報を知るのに何をチェックすればいいのかを解説します!
- ガイド:アットホーム不動産
営業担当 不動さん - アットホーム不動産の敏腕営業。担当エリア内の物件情報は、すべて頭の中にはいっているとか。
- 家を探している住探さん夫婦
- 共に30代前半の若い夫婦。そろそろ子供が欲しいと考え、賃貸アパートを出て住宅の購入を検討中。
中古住宅って新築に比べて割安感があるけど大丈夫なのかな?
実物を見てもよく分からないしね……
おまかせください! 安心して買える中古住宅の探し方をご案内いたします!
POINT
中古住宅でチェックしておきたいキーワード
中古住宅購入を検討するのに抑えておきたいキーワードがこちらです
ふむふむ… … 。建物状況調査(インスペクション)は聞いたことあるなぁ
多くの中古住宅が「仲介」で取引されていますが、不動産会社が中古住宅を仕入れ、基本的にリフォームして販売する、「買取再販」というかたちもあるんですよ
保証と保険、言葉は似てるけどどう違うの?
それでは、①②③④の特徴や違いを、ひとつずつご説明していきますね!
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建物の状況をチェックする「建物状況調査(インスペクション)」
「建物状況調査(インスペクション)」は、住宅の状況を専門家がチェックすること。住宅のコンディションを事前に把握できるので、購入の判断材料にすることができます。
建物状況調査(インスペクション)は誰が手配する?
建物状況調査(インスペクション)を、専門家に依頼するのは一般的には売主からの申し入れで不動産会社が手配するケースが多いですが、購入検討者が依頼することも可能です。調査結果を購入するかどうかの判断材料にすることができます。なお、購入検討者が建物状況調査(インスペクション)を依頼する場合は、事前に売主の承諾が必要になります。
国が一定の品質をもった中古住宅
であることを証明する「安心R住宅」
- 耐震性がある、建物状況調査(インスペクション)が行われている等、いくつかの要件を満たした中古住宅に対して、国の関与のもとで認定事業者団体がマークを付与する制度です。
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■安心R住宅の認定条件(一例)
1. 建物状況調査(インスペクション)を実施済みで、構造上の不具合や雨漏りがない
2. 耐震性等の基礎的な品質を備えている
3. リフォームを実施済み、またはリフォーム提案が付いている
4. 点検記録等の保管状況について情報提供が行われる
続いては「買取再販」について解説します!
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不動産会社が修繕してから売り出す「買取再販」
「買取再販」は、中古住宅を不動産会社などが買い取って、基本的にリフォーム工事を施して販売すること。あらかじめ修繕されているので、良好なコンディションで手に入れることができます。
続いては「瑕疵保証」について解説します!
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瑕疵を直してもらえる「瑕疵保証」
「瑕疵保証」は、中古住宅に瑕疵が発見された場合、損失の補填を保証するもの。原則として売主は買主に対して、瑕疵担保責任を負っています。それを第三者が担保責任を補完して、中古住宅の信頼性を高めるのです。
売主が瑕疵担保責任を負う期間はどれくらい?
売主が個人の場合、引き渡しから1〜3ヶ月であることが多く、また免責(瑕疵担保責任を負わない)というケースもあります。売主が不動産会社(宅地建物取引業者)の場合は、瑕疵担保責任を引き渡しから2年以上とすることが、宅建業法で義務づけられています。瑕疵担保責任の期限は、契約前に必ず確認しましょう!
売主が個人か不動産会社かで瑕疵担保責任の期限が異なる
続いては「瑕疵保険を利用する瑕疵保証」について解説します!
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瑕疵保険を利用する瑕疵保証
瑕疵保険の対象となる範囲は、建物状況調査(インスペクション)と同じく「構造耐力上主要な部分」「雨水の浸入を防止する部分」です。なお、保険によっては特約をつけて給排水管やシロアリ被害など保険対象を広げられる場合があります。
瑕疵保険の保証期間はどのくらい?
瑕疵保険の保証期間は、申込時に加入者が選択します。
売主が宅建業者の場合:2年または5年
売主が宅建業者以外の場合:1年または5年
いかがでしたか? こうした情報や知識を知っておけば、中古住宅を比較するときの参考になりますよね
本格的にマイホーム探しを進められそうです!
ここまで読んでくださったあなたも、ぜひこの情報を参考にして、安心できる中古住宅を探してみてくださいね!